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貴重資料展示室

展示日:1991年11月13日
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1991年一般公開日展示

寛政暦書』 渋川景佑他編 天保十五年(1844) 写本35巻35冊

寛政暦書1 寛政暦書2

巻十九から二十一までは江戸幕府の天文方で使われていた観測機器などが描かれている。ここでは巻十九から測量台、すなわち天明二年(1782)から幕末まで使われた浅草天文台の図を示す。

暦象新書』 志筑忠雄著

暦象新書1 暦象新書2

『暦象新書』は、ジョン・キールの著書の蘭訳版を、長崎通詞だったこともある志筑忠雄が和訳し、さらに自分の説を加えて著述したもの。ここでは惑星や太陽の動きを示す。

宣明暦(せんみょうれき)』 寛永二十一年(1644) 刊本3冊

宣明暦1 宣明暦2

宣明暦法は貞観四年(862)から800年以上使われた暦法。巻一から、月の満ち欠けを表した図。この寛永二十一年の版本は多色刷りの貴重な和本である。

『明治二十歳八月十九日日食九分九厘餘』

日食九分九厘餘

この年、日本の白河から新潟にかけ皆既日食が見られた。この錦絵はおそらく東京での様子であろう。文明開化後の人々の姿が描かれている。

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