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太陽系重心†
太陽系重心はどこにあるのか†
- 地球と月の重心は地球の内部にありますが、太陽系の重心は太陽に対してどのあたりにあるのでしょうか?
- 太陽の内と外を出たり入ったりします。どちらかといえば外側にある期間が長いです。
- 太陽系重心の動きはかなり複雑に見えます。
- 仮に惑星が1つしかなければ、太陽系重心は惑星の公転に伴ってその公転周期で太陽の周りを回転します。
- 惑星が2つになれば、その回転にもうひとつの惑星の公転周期で回転する成分が加わります。
- さらに増えていくと・・・、結局それらを合成した複雑な運動をすることになります。
- 惑星はほぼ黄道面内にありますから、太陽系重心もほぼ黄道面内を運動します。
- 各惑星の寄与は質量×半径で見積もることができます。
- 地球型惑星の寄与はほぼ無視できます。
- もっとも大きいのは木星の寄与ですが、過半数ではありません。
- 木星と土星の合計で全体の3/4を占めます。
- 木星と土星が太陽を挟んで反対方向にある場合は、太陽系重心は太陽の内部に入ります。
- 木星と土星が太陽を挟んで同じ方向にある場合は、太陽系重心は太陽半径の2倍くらいまで離れます。
- 木星と土星の会合周期は約20年で、上図にもその周期が見られます。
| 水星 | 金星 | 地球 | 火星 | 木星 | 土星 | 天王星 | 海王星 |
質量 (太陽=1) | 1.6601×10-7 | 2.4478×10-6 | 3.0404×10-6 | 3.2272×10-7 | 9.5479×10-4 | 2.8589×10-4 | 4.3662×10-5 | 5.1514×10-5 |
半径 [au] | 0.3871 | 0.7233 | 1.0000 | 1.5237 | 5.2026 | 9.5549 | 19.2184 | 30.1104 |
質量×半径 | 6.43×10-8 | 1.77×10-6 | 3.04×10-6 | 4.92×10-7 | 4.97×10-3 | 2.73×10-3 | 8.39×10-4 | 1.55×10-3 |
寄与 | 0.00% | 0.02% | 0.03% | 0.00% | 49.21% | 27.06% | 8.31% | 15.37% |
関連ページ†
Last-modified: 2020-05-27 (水) 21:34:38