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重心 (Center of mass; COM)†
- 重心とは重さの釣り合いの取れる場所です。
- たとえば、シーソーの場合、
- 同じ重さの人なら同じ距離のところに座れば釣り合いが取れますから、真ん中が重心になります。
- 重さが2倍の人なら半分の距離のところに座れば釣り合いが取れますから、2:1のところが重心となります。
- 地球と月の重心
- 月の質量は地球の質量の1/81ほどです。つまり、重心は1:81のところにあることになります。
- 地球と月の距離は356,000〜407,000kmほどの範囲を変動しますが、もっとも離れたときでも重心までの距離は5000kmほどで、常に地球半径の内側=地球の内部にあることになります。
- 地球と月は距離が近いのでさまざまな効果まで考慮する必要がありますが、太陽系全体から見ればごく狭い範囲のできごとでしかありません。この場合、地球と月を一体と考え、その重心で議論する方がはるかに簡単になります。
- 太陽系の重心
- ひとつの物体でも、質量分布に偏りがあると重心は形状的な真ん中(Center of figure; COF)でなくなります。
関連ページ†
Last-modified: 2020-05-27 (水) 17:53:58