暦Wiki
- 七夕はもともと五節句のひとつで、太陰太陽暦の七月七日に行なわれる行事でした。
- 七夕伝説もあり、星にちなんだ行事というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
伝統的七夕†
- 現在では太陽暦の7月7日に行なわれることが多いのですが、
- このころはまだ梅雨が明けず、天体の観測に向きません。
- 陰暦七日は上弦の月くらいと決まっていますが、太陽暦の7月7日は満月になる可能性もあり、そうなると月が邪魔で天の川は見づらくなります。
- そこで、国立天文台では陰暦七月七日に相当する日として、「二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から数えて7日目」を伝統的七夕と定義、さまざまな活動を行なうようになりました。
- 中秋の名月と同様に、太陽暦では毎年日付が変わります。
- 1年ごとに約11日前に、うるう月が入ると約1か月後ろに
- 処暑の日は定気法では8月22 or 23 or 24日になりますから、伝統的七夕は7月30日〜8月30日。
- 太陰太陽暦七月七日との違い
年 | 月日 |
1991年 | 8月16日 |
1992年 | 8月05日 |
1993年 | 8月24日 |
1994年 | 8月13日 |
1995年 | 8月03日 |
1996年 | 8月20日 |
1997年 | 8月09日 |
1998年 | 8月28日 |
1999年 | 8月17日 |
2000年 | 8月06日 |
年 | 月日 |
2001年 | 8月25日 |
2002年 | 8月15日 |
2003年 | 8月04日 |
2004年 | 8月22日 |
2005年 | 8月11日 |
2006年 | 7月31日 |
2007年 | 8月19日 |
2008年 | 8月07日 |
2009年 | 8月26日 |
2010年 | 8月16日 |
年 | 月日 |
2011年 | 8月06日 |
2012年 | 8月24日 |
2013年 | 8月13日 |
2014年 | 8月02日 |
2015年 | 8月20日 |
2016年 | 8月09日 |
2017年 | 8月28日 |
2018年 | 8月17日 |
2019年 | 8月07日 |
2020年 | 8月25日 |
年 | 月日 |
2021年 | 8月14日 |
2022年 | 8月04日 |
2023年 | 8月22日 |
2024年 | 8月10日 |
2025年 | 8月29日 |
2026年 | 8月19日 |
2027年 | 8月08日 |
2028年 | 8月26日 |
2029年 | 8月16日 |
2030年 | 8月05日 |
閏七月七日?†
- 伝統的七夕は、定義にもとづき必ず年1回に定まります。
- 一方、太陰太陽暦にはうるう月があり、閏七月七日も存在します。
- 中秋の名月の場合と異なり、閏七月七日に行事を行ったという記録は見当たりません。
- 探しきれていないだけかもしれませんが、五節句の一つとして儀式を伴う七夕と文化的な宴である中秋の名月の違いなのかもしれません。
- 上記表の範囲では、2006年8月30日が閏七月七日に該当します。
関連ページ†
Last-modified: 2020-05-27 (水) 17:51:24