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こよみ用語解説

おもな恒星の名前

ア行 タ行
名前英語名星座等級特徴
アークトゥルスArcturusうしかい座のα星-0.0春の大三角をなす
アケルナルAchernarエリダヌス座のα星0.5 
アルゴルAlgolペルセウス座のβ星2.1(極大) 
アルタイルAltairわし座のα星0.8七夕伝説の彦星(牽牛星)とも呼ばれ、夏の大三角をなす
アルデバランAldebaranおうし座のα星0.8 
アンタレスAntaresさそり座のα星1.0(極大) 
カストルCastorふたご座のα星1.6 
カノープスCanopusりゅうこつ座のα星-0.7 
カペラCapellaぎょしゃ座のα星0.1 
シリウスSiriusおおいぬ座のα星-1.5冬の大三角をなす
スピカSpicaおとめ座のα星1.0春の大三角をなす
デネブDenebはくちょう座のα星1.3夏の大三角をなす
デネボラDenebolaしし座のβ星2.1春の大三角をなす
フォーマルハウトFomalhautみなみのうお座のα星1.2 
プロキオンProcyonこいぬ座のα星0.4冬の大三角をなす
ベガVegaこと座のα星0.0七夕伝説の織姫星とも呼ばれ、夏の大三角をなす
ベテルギウスBetelgeuseオリオン座のα星0.4(極大)冬の大三角をなす
ポルックスPolluxふたご座のβ星1.1 
ミラMiraくじら座のo星2.0(極大) 
リゲルRigelオリオン座のβ星0.1 
レグルスRegulusしし座のα星1.3 
北極星Polarisこぐま座のα星2.0 

恒星の名前

固有名
シリウス、ベガ、アルタイルなど古くから使われている星の名前です。ギリシャ語、ラテン語、アラビア語など、さまざまな言語に由来しますが、多くの場合、その恒星の特徴を表現しています。
バイエル名
1603年、ドイツの天文学者ヨハン・バイエルが星図「ウラノメトリア」で使用したのが始まりです。星座ごとに、おもに明るさの順にギリシャ文字をつけ、おおいぬ座α星のように呼びます。ギリシャ文字で足りない場合は小文字のアルファベットを、さらに足りない場合は大文字のアルファベットを使います。上付数字は2重星を区別する場合に、R以降の大文字と大文字2つの組み合わせは変光星に用いられています。
フラムスティード名(フラムスティード番号)
より多くの星を表すため、初代グリニジ天文台長であったジョン・フラムスティードが編纂したHistoria Coelestis Britannica(正確には1712年にエドモンド・ハレーが無許可で出版したもののようですが)で使用された恒星の名前です。各星座の恒星を赤経順に並べています。
星表番号
恒星の位置や等級などの情報をまとめたものを星表といいます。星表中の星はあまりにも多いので、単純に星表名+星表番号(通し番号)で呼ばれます。HIP番号はヒッパルコス星表の、HD番号はヘンリー・ドレイパー星表の星表番号です。

名前の関連付け

同じひとつの恒星でもさまざまな名前がついています。たとえばシリウスは、バイエル名でおおいぬ座α星、フラムスティード名でおおいぬ座9番星、ヒッパルコス星表でHIP 32349、ヘンリー・ドレイパー星表でHD 48915という具合です。本サイトでは、N.D. Kostjuk, HD-DM-GC-HR-HIP-Bayer-Flamsteed Cross Index (2002)を用いて対応づけています。


恒星の距離

年周視差

地球の公転運動により、恒星は天球上の位置を変化させます。この見かけの位置変化量(年周視差)と地球・太陽間の距離を使うと、三角測量と同じように恒星までの距離を調べることができます。

年周視差があることは、地球が太陽の周りを公転している証拠になります。しかし、年周視差は最も近いケンタウルス座α星でも0.7秒角程度と小さく、実際に16世紀の天文学者ティコ・ブラーエは視差が観測できないことから天動説が正しいと考えたほどでした。

ヒッパルコス衛星は、年周視差を精度よく測ることを目的に1989年に打ち上げらました。この成果をまとめたものがヒッパルコス星表で、本サイトではその改訂版(Hipparcos, the New Reduction, van Leeuwen, 2007)を利用しています。しかし、改訂ヒッパルコス星表といえど300光年程度までが限界であり、遠い天体の距離(視差)は精度よく求まっておりません。その場合、距離の数値に"*"をつけて表示しています。