暦Wiki/インド暦 - 国立天文台暦計算室

インドの暦 (Indian Calendars)†

インドには歴史的にさまざまな宗教・文化が入り混じっており、現在も多数の暦がそれぞれの用途に使われています。
- 独立当初の1950年代には暦の統一を図るべく改暦委員会が設置され、インド国定暦が制定されました。
- しかし、完全な統一は困難であり、現在も多種多様な暦が使われ続けているようです。
The Indian Astronomical Ephemeris (The Indian Ephemeris and Nautical Almanac)
- 改暦委員会での議論を受けて刊行されるようになったインドの天体暦/航海暦です (Positional Astronomy Centre )。
- インドの暦は、古代インドからの天文学に早くから西洋天文学が加わり、ティティ・ナクシャトラ・ラーシなど独特な概念で構成されています。
- この天体暦では、それらの概念を現代天文学によって再定義し、さまざまな伝統行事の日取りなどを定めています。
  - 標準時は協定世界時＋5時間30分を用います。
  - 日の出が必要な場合は、東経82°30′、北緯23°11′に位置する中央局での日の出を基準とします。