暦Wiki
- 二十四節気のうち、節を含む日を1日として数えるひと月を節月といいます。これに対し、暦面上のひと月を暦月といいます。
- 立春=正月節から始まる月を正月、啓蟄=二月節から始まる月を二月のように数えます。
- 節を含む日を迎えることを入節あるいは「せつに入る」のように表現します。
- 平気法では節の間隔は一定≒約30.44日ですので、節月の日数は30日または31日となります。
- 定気法では節の間隔は29.5〜31.5日あたりを変動しますから、節月の日数は29日〜32日と大きく変化します。
- 太陽の動きにマッチさせた純粋な太陽暦の1か月と考えることもできます。
- 節月と暦月の関係
節月の使われ方†
- 季節の区切り
- とくに十二月中に立春が来ることを年内立春といい、詩歌などにもよく登場します。
- 月の干支
- 暦注には節月を基準とするものが多く存在します。
- 節月を用いる撰日法を節切り、暦月を用いる撰日法を月切りといいます*1。
- うるう月がない分、規則的に配分することができます。
- 太陽暦では節の日付はあまり変わりませんが、太陰太陽暦では年ごとに変化します。この違いも節切りの暦注が多い理由でしょう。
関連ページ†
Last-modified: 2020-05-27 (水) 18:03:01