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カッシニ (Cassini) の法則†
- 17世紀の天文学者カッシニが提唱した、月の自転に関する法則です。
- このような状態はカッシニ状態と呼ばれ、月以外の天体でも多く成り立ちます。
- この法則から外れる月自転軸の運動を月の物理ひょう動と呼びます。
- 月の自転速度は公転の平均運動に等しい。
=月の自転周期は公転周期 (恒星月) に等しい。
=月は常に地球に同じ面を向けている。
- 月の赤道面は黄道面に対して一定の角度(約1.5°)を保つ。
=月の自転軸は黄道の極に対して一定の角度を保つ。
- 月の自転軸、月の公転面の法線、黄道面の法線は常に同一平面内にある。
=月の赤道面の昇交点は公転軌道の降交点に一致する。
=月の自転軸は軌道の昇交点と同じ周期(約18.6年)で歳差運動する。
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Last-modified: 2022-07-08 (金) 18:45:17