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角度と時間†
- 地球の自転に伴い、あらゆる天体は1日一回りのペースで規則正しく運動するように見えます (日周運動)。
- 1日=24時間で、一回り=360°動きますから、1時間当たり15°ということになります。
- したがって、角度を15で割ると時間の単位に、時間に15をかけると角度の単位になります。
- この関係を利用すると、角度を時間の単位で表わすことができ、便利です。
時間 | 1日 | 1時間 | 4分 | 1分 | 4秒 | 1秒 |
角度 | 360° | 15° | 1° | 15′ | 1′ | 15″ |
- 時角、恒星時、赤経、経度などはその代表例です。
- たとえば、太陽の時角=天文時で表わした視太陽時そのものです。
- また、恒星時は地球の自転量であり、時間に比例する量です。
- 同じ場所で2つの恒星が南中するときの恒星時の差を測れば、その恒星の赤経差がわかります。
- 異なる場所で同じ恒星が南中するときの恒星時の差を測れば、その2地点の経度差がわかります。
- 経度差は太陽の南中時の差でもあります。したがって、標準時が導入される前には経度差=時差だったわけです。
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Last-modified: 2015-03-19 (木) 15:52:00