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主日文字 (Dominical letter)†
- 古代ローマのfastiには、日付の隣にA-Gの記号が並んだものがあります。
- 記号と日付の関係は毎年固定で、1月1日から順にA-Gが割り当てられます。
- 1月1日はA、2日はB・・・、31日はCとなります。
- その後も連続的に、2月1日はD・・・、28日はC、3月1日はD・・・、12月31日はAとなります。
- A-Gのうち、どれが日曜日かを表すのが主日文字です。
- 主日文字がAなら、Aのついた1月1日、8日・・・が日曜日、
- 主日文字がBなら、Bのついた1月2日、9日・・・が日曜日となります。
- 万年暦やイースターの日取り計算などに用いられます。
- 主日文字は1月1日の曜日で分類することができます。*1
- 1月1日が日曜なら主日文字はA、土曜なら翌2日(B)が日曜ですから、主日文字はBとなります。
1月1日 | 平年 | うるう年 |
日曜日 | A | AG |
土曜日 | B | BA |
金曜日 | C | CB |
木曜日 | D | DC |
水曜日 | E | ED |
火曜日 | F | FE |
月曜日 | G | GF |
- うるう年の主日文字が2文字なのは、うるう日の前後で日曜日が1つずれるからです。
- 2月29日には28日と同じくCが割り当てられます。
- 1月1日が金曜なうるう年の場合、28日まではCのつく日が日曜日、以後はBのつく日が日曜日となります。このような場合の主日文字がCBです。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
平年 | 2月28日(C) | 3月1日(D) | 2日(E) | 3日(F) | 4日(G) | 5日(A) | 6日(B) | 7日(C) |
うるう年 | 2月28日(C) | 29日(C) | 3月1日(D) | 2日(E) | 3日(F) | 4日(G) | 5日(A) | 6日(B) |
- 古代ローマでは29日を追加するのではなく、24日を繰り返します。これも同じ記号(F)が連続しますから、1日ずれることに変わりはありません。主日文字FEの場合、
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
平年 | 2月24日(F) | 25日(G) | 26日(A) | 27日(B) | 28日(C) | 3月1日(D) | 2日(E) | 3日(F) |
うるう年 | 2月24日(F) | 24日(F) | 25日(G) | 26日(A) | 27日(B) | 28日(C) | 3月1日(D) | 2日(E) |
関連ページ†
これは、1月1日の曜日とうるう年か否かがわかれば曜日は一意に決まる、というのと同義です。->
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Last-modified: 2022-03-23 (水) 21:02:46