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ユリウス暦 (Julian Calendar)†
- ユリウス暦は、ローマの英雄ユリウス・カエサル (英語名ジュリアス・シーザー) によって紀元前45年から導入された太陽暦です。
- ユリウス暦の1年は、通常は365日、4年に1回366日のうるう年を挿入します。
- 1年の長さは平均、(365+365+365+366)÷4=365.25日となります。
- 紀元8年以降については、4で割り切れる数字の年がうるう年です。
- それ以前については、4年に1回のはずのうるう年が3年に1回挿入されるという混乱がありました。
- 365日=52×7+1日ですから、
- 曜日は1年で1日ずつずれ、うるう年には更にもう1日ずれます。
- 曜日が元に戻るためには7日ずれる必要がありますから、前者から7年周期・後者から4年周期、あわせて7×4=28年の周期になります。
- 28年の途中にも4回 (平年3回、うるう年1回) 曜日が同じになる年がありますが、うるう年の入り方によって何年後になるかはまちまちです。
- 28年後なら、同月同日は必ず同じ曜日になります。
1月1日の曜日で分類 (最下欄は主日文字) |
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
| 2001年 | 2002年 | 2003年 | 2004年 | | 2005年 |
2006年 | 2007年 | 2008年 | | 2009年 | 2010年 | 2011年 |
2012年 | | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | | 2021年 | 2022年 |
2023年 | 2024年 | | 2025年 | 2026年 | 2027年 | 2028年 |
A/AG | G/GF | F/FE | E/ED | D/DC | C/CB | B/BA |
- うるうは2月に挿入されます。
- 古代ローマではFebruarius〜2月が年末と考えられていました。
- ユリウス暦でも、これにならって2月24日を繰り返す形で1日加えることになりました (a.d. bis VI Kal. Mart.)。ここからbissextile year=うるう年という言葉が誕生しています。
- 現在のように2月29日=うるう日となったのがいつかはっきりしていません。
- 平均365.25日は1太陽年の長さ365.2422日に比べて0.0078日ほど長いため、だんだん季節と日付の関係がずれていきます。
- これを補正したのが、現在われわれの使っているグレゴリオ暦です。
Proleptic Julian Calendar†
- 統一的に日付を表現する場合、1582年10月4日まではユリウス暦、以降はグレゴリオ暦を用いるのが一般的です。
- ユリウス暦制定以前については、ユリウス暦にならって日付を遡ります。
関連ページ†
Last-modified: 2022-06-20 (月) 20:11:24