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月潮間隔 (Lunitidal interval)†
- 潮汐は月が地球を伸ばすことで起こるものですが、月の南中と満潮には時間のずれがあります。
- 海水は動きやすいといえ、月にあわせて瞬時に反応することはできません。移動するまでに時間がかかります。
- このずれ、すなわち月の南中から満潮あるい干潮までの時間差を月潮間隔といいます。
- 月潮間隔の平均値は、大陸の存在、湾の地形、水深、海流、粘性・摩擦などによって、地点ごとに異なる特有の値をとります。
- 海上保安庁 の発行する潮汐表には、月潮間隔の平均値が港ごとに掲載されています。
- 東京では5時間以上ずれていますので、満潮時刻は南中よりも出入りの時刻に近くなります。
月潮間隔の変動†
- 月ほどではありませんが、太陽も潮汐作用を及ぼします。
- 月と太陽の位置関係により、月潮間隔の大きさも変化します。
- 月による潮汐・太陽による潮汐それぞれが単純なカーブを描くとしましょう。
- 大潮や小潮
- 2つのピークがそろいますので、月潮間隔はほぼ平均値になります。
- 大潮のあと
- 合成したピークは月のピークより前になりますから、月潮間隔は短くなります。
- 小潮のあと
- 合成したピークは月のピークより後になりますから、月潮間隔は長くなります。
関連ページ†
Last-modified: 2022-07-26 (火) 20:43:54