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こよみ用語解説

太陽や月などの運動

日の出入り(ひのでいり)

太陽の上辺が視地平線(または水平線)に一致する時刻を、日の出・日の入りの時刻と定義しています。地平大気差を35′8″(大気の影響により地平線(または水平線)が浮き上がって見える)としています。
日の出入りの定義

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夜明(よあけ)・日暮(ひぐれ)・薄明(はくめい)

太陽が昇る前(夜明)または沈んだ後(日暮)の、すぐに暗くはならず明るい状態がしばらく続く状況のことです。夜明の始まりまたは日暮の終わりは太陽の中心の伏角(高度)が7°21′40″になる時刻と定義しています。

薄明も同じような概念です。日常生活に支障のない程度の時間帯を常用薄明、天文航法のため水平線が確認できる程度の時間帯を航海薄明、肉眼で6等星が見えるようになる境目までを天文薄明とよび、それぞれ太陽の中心の伏角6°、12°、18°で区切られています (暦象年表トピックス「薄明」も参照ください)。

月・惑星の出入り

月・惑星の中心が視地平線(または水平線)に一致する時刻を、それぞれ月の出・月の入り、惑星の出・惑星の入りの時刻と定義しています。地平大気差は日の出入りと同様に35′8″としています。
月の出入りの定義

南中(なんちゅう)

天体の中心が子午線を(東から西に)通過する時刻を南中の時刻と定義しています。

天体や観測場所によっては北側の空を通過することもありますので、より一般的には正中(せいちゅう)あるいは子午線通過(しごせんつうか)と呼びます。いずれにしても「南中」時の高度は近いほうの地平線から測りますので90°を超えることはありません。
南中の定義

高度(こうど)と方位(ほうい)

高度は地平線から垂直に測った角度で、0°から90°まで測ります。天体の高度には大気差も算入してあります。

方位は北を基準とし東回りに測った角度で、北は0°、東は90°、南は180°、西は270°となります。
高度と方位

大気差

天体からの光は大気を通る際に屈折するため、実際よりも高いところから来るように見えます。この天体が浮き上がって見える効果を大気差といいます。

大気差は気温・気圧・水蒸気圧・光の波長などに依存し、高度が低いほど大きくなります。詳しくは理科年表などをご参照ください。
大気差

標高と日の出入り

標高が高くなると、地平線の方向が水平よりも低くなって、より低い高度の太陽まで見えるようになります。この結果、日の出の時刻は早くなり、日の入りの時刻は遅くなります。ただし、たとえ標高が高い地点でも、周囲全体が同じように高ければ地平線の方向は変わりませんので、このような効果は現れません。このため、通常は標高0mとして日の出入りを算出しています。
標高と日の出入り