関連コンテンツ)日の出入りと南中
太陽は朝昇って夕方に沈みますから、一般に「日の出」の時刻は午前で「日の入り」の時刻は午後、すなわち日の出の時刻<日の入りの時刻ということになります。これに対し、月は太陽に対して東へ東へと動いていくため、月の出や月の入りは毎日だんだんと遅くなっていきます。これをまとめると、
したがって、特定の日に限ってみると、満月の日の頃には前日昇った月が朝に沈んで夕方にまた月が昇る、すなわち月の入りの時刻<月の出の時刻ということになります。こよみの計算では時系列表示オプションにより、現象順に並べ替えることも可能です。
日付 | 月の出 | 方位[度] | 月の入り | 方位[度] | |
---|---|---|---|---|---|
朔(新月) | 2006/09/22 | 5:00 | 85.7 | 17:29 | 270.6 |
上弦 | 2006/09/30 | 12:55 | 126.5 | 22:09 | 233.9 |
望(満月) | 2006/10/07 | 17:15 | 79.9 | 5:24 | 275.7 |
下弦 | 2006/10/14 | 22:55 | 59.0 | 13:12 | 302.6 |
関連コンテンツ)月の出入りと満ち欠け、月の出入りは難しい?
月の出入りの順番で述べたように月の出や月の入りの時刻は毎日だんだんと遅くなっていきます。このとき、深夜をまたぐとややこしい事が起こります。例えば2006年10月15日から17日までの月の出入りを調べてみましょう。
このように月の出がない日は--:--のように表示されています。月の出だけではなく、月の入りや南中の場合も同じような現象が起こります。
日付 | 出 | 方位[度] | 入り | 方位[度] |
---|---|---|---|---|
2006/10/15 | 23:58 | 63.8 | 13:50 | 298.3 |
2006/10/16 | --:-- | ----- | 14:21 | 292.9 |
2006/10/17 | 0:58 | 69.8 | 14:48 | 286.7 |
地球よりも外側の軌道を回る天体や、高緯度地方の場合では1日に2回出入りや南中がおこる場合があります。こよみの計算では時系列表示オプションにより、現象順に並べ替えることも可能です。
日付 | 出 | 方位[度] | 入り | 方位[度] |
---|---|---|---|---|
2008/12/04 | 0:02 23:58 | 83.0 83.1 | 12:36 | 277.0 |
2008/12/05 | 23:54 | 83.1 | 12:32 | 276.9 |