暦Wiki/仏国暦 - 国立天文台暦計算室

仏国暦†

天体暦†

Connaissance des temps 1679 (CDT刊行開始)
- Joachim Dalencéにより創設された歴史の長い天体暦/航海暦で、王立科学アカデミーより刊行されました。
Connaissance des temps 1774
- ラランデ暦書を通じて日本の暦にも影響を与えたJ.J. de Lalandeもその編纂に携わっています。彼は1774年版から月距表を追加して航海暦の役割を持たせるなど、CDTを大きく発展させました。
Connaissance des temps 1796
- 1795年以降はフランス経度局より刊行されました。当時はフランス共和暦が使われており、共和暦4年＝1795年9月23日から1796年9月21日までの暦となっています。
Connaissance des temps 1905
- 月距表が削除されました。
Connaissance des temps 1916
- 1911年の国際会議を受けて、国際的な協力体制のもとで作られました。パリ子午線基準からグリニジ子午線基準へ変更されています。
Connaissance des temps 1980
- 従来の分厚い天体暦は廃止。新シリーズとして1978年版より刊行していた、A4サイズの薄い冊子に置き換わりました。
- 日々の天体の位置を、直接ではなくチェビシェフ補間の係数として掲載しています。
Connaissance des temps: Éphémérides astronomiques 2004
- 名称を変更、内容が大きく拡充されました。
Éphémérides astronomiques - Connaissance des temps 2005
- 名称の順序を変更。
  ＃前年の変更で名称も厚さもフランス経度局年鑑と紛らわしいものになったため、整理されたのでしょう。
- (少なくとも2016年版より前の版で)補間係数の掲載から日々の位置の掲載に変更されています。
Connaissance des temps, Éphémérides astronomiques 2019
- また名称の順序を変更。現在もIMCCEから刊行されています。

フランス経度局年鑑†

Annuaire du Bureau des Longitudes 1797 (1796年刊行開始)
- いわゆるフランス経度局年鑑です。
- 暦以外にも自然科学分野のさまざまなデータを掲載しており、理科年表のモデルとなったといわれています (理科年表オフィシャルサイト )。
- 当時はフランス共和暦が使われており、共和暦5年＝1796年9月22日から1797年9月21日までの暦となっています。
Annuaire du Bureau des Longitudes: Ephémérides 1977
- 暦以外は"de l'Encyclopédie scientifique de l'Univers"というシリーズに別れ、毎年刊行ではなくなりました。後の"les Cahiers des Sciences de l'Univers"シリーズにつながります。
Éphémérides astronomiques 1984, Annuaire du Bureau des Longitudes
- 名称を変更。
Guide de données astronomiques - Annuaire du Bureau des longitudes 2005
- 名称を変更。
- 2013年にはさらに内容拡充、2色刷りの冊子となり、現在もIMCCEから刊行されています。

航海暦†

Éphémérides nautiques pour l'an 1889 (刊行開始)
- 現在もIMCCEから刊行されています。

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