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暦Wiki

月の明縁方向†

月の明るい側はどちらを向いているでしょうか?
- 月の満ち欠けの仕組みから考えれば太陽のある方向といえます。
- 太陽も月もほぼ黄道面上にいますので、太陽は黄道に沿ってたどった先にいます。
  ＃一般に、天体の方向は球面上の大円に沿って考えます。直線的に2点を結んでもダメです。
黄道は今日のほしぞらなどでご確認ください

三日月の向き (夕方)†

夕方18時ごろ、三日月は西の空に見えます。
- 春の黄道は立っていて、その先に太陽がいますから、三日月は横に倒れています。
- 秋の黄道は寝ていて、その先に太陽がいますから、三日月は縦になります。
各月の三日月の様子をまとめた朏暦という変わった暦もあります。

上弦の月の向き (夕方)†

夕方18時ごろ、上弦の月は南の空に見えます。
春や秋の黄道は南側ではほぼ水平になりますから、弦は立って見えます。
- 春の黄道は立っていて、上弦の月は空の高いところに位置します。
- 秋の黄道は寝ていて、上弦の月は空の低いところに位置します。
夏の黄道は南西にシフトしていて、その先に太陽がいますから、弦は少し上向きになります。
冬の黄道は南東にシフトしていて、その先に太陽がいますから、弦は少し下向きになります。

(参考) 満月の向き†

満月は丸いので、明縁方向にはあまり意味がありません。しかし、月にはいわゆるウサギの模様があり、そこから向きを知ることができます。
- 月の自転軸の北側を上にすると、ウサギは頭を右に、胴体を横倒ししたような状態となります。
- 月の自転軸は黄道の極方向におおむね一致しますから、ざっくり言えば、ウサギの胴体方向は黄道の方向に近いとみなせます。
夕方18時ごろ、満月は東の空から登ってきます。
- 春の黄道は立っていて、ウサギは立ち上がった状態に見えます。
- 秋の黄道は寝ていて、ウサギはやや寝ころんだ状態に見えます。
朝6時ごろ、満月は西の空に沈んでいきます。
- 春の黄道は寝ていて、ウサギはやや寝ころんだ状態に見えます。
- 秋の黄道は立っていて、ウサギはさかさまな状態に見えます。
動画にすると、
- 春の満月
- 秋の満月

関連ページ†

Last-modified: 2022-09-07 (水) 14:08:17