暦Wiki
ΔTの予測†
- ΔTの値は観測値が得られるまで確定しませんから、暦象年表等の天体暦を推算するには数年後のΔTの値を予測する必要があります。
- ΔTは連続的に変動していく量ですが、便宜上年間を通して一定の値を秒単位で予測しています。
- たとえば2017年はΔT=68秒、2018年はΔT=69秒のような具合です。
- 2010年代はLODは86400 SI秒より平均的に1ミリ秒ほど長く、ΔTは1年に0.3-0.4秒、すなわち2-3年に1秒程度のペースで増加していました。
- しかし、このペースは一定ではなく、地球自転のふらつきに応じて、予測のつかない変動を見せます。
- 平均3ミリ秒のころは毎年1秒のペースでしたが、うるう秒がまったく入らなかった2000年代前半や2020年ごろはほぼ86400 SI秒に等しくなっています。

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