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時の記念日†
- 時の記念日とは、天智天皇十年四月辛卯 (二十五日、グレゴリオ暦換算で671年6月10日)、新しい台に漏刻を設置し、はじめて鐘鼓を鳴らし時を告げたのを記念するものです。
- 夏四月辛卯。置漏剋於新台。始打候時 動鐘鼓。始用漏剋。此漏剋者 天皇為皇太子時 始所製造也。(日本書紀巻27 天智天皇十年 国立国会図書館 )
- 大正9年(1920)、生活改善同盟会の会合にて、6月10日の漏刻祭を時の記念日とすることが定められたようです。
- 奈良県の飛鳥水落遺跡は、後半の「天皇為皇太子時 始所製造也」に該当する遺跡のようです。
- 夏五月。皇太子初造漏剋。使民知時。(日本書紀巻26、斉明天皇六年(660) 国立国会図書館 )
- 皇太子=中大兄皇子は、天智天皇六年(667)に飛鳥から近江へ遷都、翌七年に天智天皇として即位しています (国立国会図書館 )。それに伴って漏刻も近江へ移転、天智天皇十年に再稼働したということになります。
- 明日香村
- 古都飛鳥保存財団
- 日本銅センター
関連ページ†
Last-modified: 2017-04-19 (水) 18:50:26