暦Wiki
いろいろな時計†
- 一定のペースで変化するものを使えば、その変化量から時間を知ることができます。
天体の動きを利用する†
日時計 (sundial)†
- 太陽の動きを利用するもので、太古より使われている時計です。
- 単に棒を垂直に立てるだけでは、季節によって影の動きが変わってしまいます。
- 百刻環 (授時解、西村遠里)
- 棒の先を北極に向けることで、影の動きの季節変化がなくなります。
- 名前は1日=100刻という数え方に由来します。

天体の日周運動†
流れるものを利用する†
機械式時計†
錘 (おもり)†
- 自鳴鐘 (授時解、西村遠里)
- 戦国時代後半、日本にやってきた宣教師たちはキリスト教のほかに時計も献上していきました。
- 錘と歯車による時計は、後に不定時法を表示する和時計として発展していきます。

- 授時簡/百刻時計/万分規/尺時計 (授時解、西村遠里)
- 授時簡は自鳴鐘から時刻盤や鐘を撃つ機巧などを省き、錘の下降そのものを時刻表示に用いたもので、宝暦の改暦において土御門泰邦が用いました。

振り子時計 (pendulum clock)†
ゼンマイ†
- クロノメーター (chronometer; 時辰儀、経線儀)
- 航海で用いるには、持ち運びが可能で、船の揺れや温度変化などに対しても安定して動作できることが必要とされました。

振動を数える†
水晶時計 (quartz clock)†
- 水晶に電圧をかけることで発生する振動 (1秒間に32,768=215回) を数えます。

原子時計 (atomic clock)†
- セシウム原子の放つ光の振動 (1秒間に9,192,631,770回) を数えます。

関連ページ†