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黄道十二宮†
- 太陽・月・惑星の通り道である黄道を30°ずつ12個に等分割した領域のこと。
- 二十八宿や十二次・十二辰のように、天体の位置を表わす基準として用います。
- 十二星座とも対応していますが、星座の大きさにはよらず、等間隔に分けています。
- おもに占星術の分野で使われます。
記号 | 十二宮 | 十二星座 | 黄道座標 |
♈ | 白羊宮 | おひつじ座 | 0°〜 30° |
♉ | 金牛宮 | おうし座 | 30°〜 60° |
♊ | 双子宮 | ふたご座 | 60°〜 90° |
♋ | 巨蟹宮 | かに座 | 90°〜120° |
♌ | 獅子宮 | しし座 | 120°〜150° |
♍ | 処女宮 | おとめ座 | 150°〜180° |
♎ | 天秤宮 | てんびん座 | 180°〜210° |
♏ | 天蠍宮 | さそり座 | 210°〜240° |
♐ | 人馬宮 | いて座 | 240°〜270° |
♑ | 磨羯宮 | やぎ座 | 270°〜300° |
♒ | 宝瓶宮 | みずがめ座 | 300°〜330° |
♓ | 双魚宮 | うお座 | 330°〜 0° |
- 上記の星座と黄道座標の関係は、現代とは大きく異なっています。
- たとえば、春分点は現在ではうお座のあたりにありますが、黄道十二宮が成立したころはおひつじ座にありました。このため、今でも春分点にはおひつじ座の星座記号が用いられています。
- これは、歳差によって黄道座標が変化したのが原因です。歳差により春分点は1年で約50″ずつ前進しますから、星座の黄道座標は72年ほどで1°、2150年ほどで30°ずれることになります。
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Last-modified: 2015-12-17 (木) 13:42:23