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大衍暦 (だいえんれき)†
- 暦法:唐書巻二十八上 志第十八上 暦四上
- 選者:僧一行
- 期間:
- 中国では唐の開元十七年(729)〜上元二年(761)の33年間。前は麟徳暦。次は五紀暦。
- 日本では天平宝字八年(764)〜天安元年(857)の94年間。前は儀鳳暦、次は五紀暦との併用。
- 定数:定朔、平気、破章法、歳差。
- 1恒星年= 1110379(乾実)÷ 3040(通法)=365.25625日
- 1太陽年= 1110343(策実)÷ 3040(通法)=365.24441日
- 1朔望月= 89773(揲法)÷ 3040(通法)=29.530592日
- 1近点月= 27 + (1685 + 79 / 80)÷ 3040=27.554601日 (転終)
- 1交点月= 27 + ( 645 + 1322 / 10000)÷ 3040=27.212215日 (交終)
- 特徴
関連ページ†
- 参考文献
- 内田正男『日本暦日原典』雄山閣 (1975)
- 藪内清『中国の天文暦法』平凡社 (1969)
曲安京, 一行の正接関数表(724AD), 数学史研究, 153, 日本数学史学会, (1997) および 城地茂, 世界最初のTan表の制作方法, 数学史研究, 158, 日本数学史学会, (1998) を参照。->
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Last-modified: 2016-09-01 (木) 21:06:50