暦Wiki
緯度の決定†
より一般的には位置の線を使います。
北極星緯度法†
- 天の北極の高度はその場所の緯度に等しくなります。
- 天の北極は、北極では頭上方向、赤道では水平方向にあります。天の赤道はその方向に対して垂直な方向です。
- 江戸時代の書物に見られる北極出地度数とは、天の北極の高度すなわち緯度のことです。
- つまり、天の北極の高度を測れば緯度がわかります。
- ただし、天の北極には何もありません。
- 北極星は天の北極から40′ほど離れており、反時計回りに回ります。
- 北極星の高度を測り、天の北極との差を補正すると緯度が求まります。
- 天の南極には南極星のような天体はありませんので、北極星の見えない南半球ではこの方法は使えません。
- 天の北極と北極星の位置関係も歳差によりずれていきます。
子午線高度緯度法†
- 天体が子午線を通過するときの高度を測ります。
- 天体が子午線を通過=南中、正中、子午線通過
- 天体の高度a=90°−l+d→l=90°−a+d (符号等は状況によります)
- この方法で測るのはおもに太陽です。
- 天体はいつ南中するのか?
- 経度がわかれば南中時刻は求まりますが・・・。
- 実際には南中前後の高度を測って、極大高度を調べます。
- 船の移動、赤緯の変化を補正する必要があります。
関連ページ†
Last-modified: 2022-07-12 (火) 17:52:19