暦Wiki
影の動き†
- 日面経過は惑星版「金環日食」と考えることができます。
- 日食=月の影が地球の上に落ちる現象
- 日面経過=惑星の影が地球の上に落ちる現象
- 惑星は月に比べて遠いので、本影に入ることはありません=惑星が太陽を覆い尽くすことはありません。
- 影の幅は金星で地球の40倍以上、水星で地球の100倍以上もある一方で、擬本影と半影の差はあまりありません。
- したがって、地球上の場所による見え方の違いは小さく、惑星が見えているかどうかでほぼ決まります。
- 1999年11月16日の水星日面経過のように、半影が地球にかかり、水星が太陽の縁をかすめていくこともまれにあります。
- 内惑星が地球を追い越します
- 影の速さ
- 金星の場合は、影と地球の相対速度は秒速20kmほどになります。
- 水星の場合は、軌道が離心率0.2もの楕円であるため、昇交点側と降交点側で大きく状況が違います。
- 昇交点側は近日点に近く、影と地球の相対速度は秒速150kmほどになります。
- 降交点側は遠日点に近く、影と地球の相対速度は秒速 60kmほどになります。
関連ページ†
Last-modified: 2022-11-09 (水) 14:03:49