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夜明と日暮†
- 夜明の始まりや日暮の終りは太陽の伏角が7°21′40″となる時刻をもって定義しています。
- これは寛政暦での定義を元にしています。
- 寛政暦までは日の出の二刻半前、日の入りの二刻半後のように固定されていました。1日=100刻ですので、二刻半=36分となります。
- しかし、明るさは概ね太陽の高度(伏角)で決まりますから、明るく(暗く)なるまでの時間は場所によっても、季節によっても変化します。
- 緯度:緯度が高くなるほど、時間は長くかかります。
- 季節:春・秋分は直線的な変化をするので時間は短く済みますが、夏至や冬至では曲線を描くように変化するので長くかかります。
- そこで、寛政暦では太陽がある一定の高度(伏角)に達する時刻をもって夜明や日暮を定めることにしました。
- それが、春秋分の、京都での、日の出二刻半前 (日の入り二刻半後) における太陽高度であり、伏角7°21′40″というわけです。
- なお、ここでいう日の出入りには大気差や視半径は考慮されていません。
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Last-modified: 2022-07-11 (月) 17:45:27